カテゴリー「古楽・バロック音楽」の92件の記事

2016年8月30日 (火)

オセロの柳の歌の全英語詞と和訳~シェイクスピア劇の音楽~

このLPは、カウンター・テノールの復元に挑んだ、故アルフレッド・デラーのLPvictor VIC-5282

シェイクスピア劇の音楽です。

著作権は、今から、何百年前の詞ですから、問題はないですが、日本語訳は、永田仁訳によるものです。

永田仁氏によると、Othello,第四幕第三場で、デズデモーナが、歌う、シェークスピア劇中の名高い歌です。

 

稿は、大英帝国博物館の所蔵によるものは、リュート伴奏ですが、デズデモーナが、着替える場面なので、リュート伴奏はなかったと、永田氏は、解説に書いておられます。エリザベス朝ルネサンス期のものです。

 

作者不詳ですが、皆様の役に立てばと思い、ブログに載せました。

 

興味のある方は、お読みください。

 

 

この歌の旋律は、今現在は、ほかの方の録音もあるそうなので、そちらで確かめてくださ

い。

 

 

 

 

 

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2016年5月19日 (木)

ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の平尾雅子氏の思い出

2007年の音楽之友社のレコード芸術誌の音楽史部門で、マラン・マレの横顔-4 万華鏡 と言う録音により賞を授けられました。

 

さとちゃんは、あの当時横浜に住んでおりましたので、何度も何度も、平尾氏の演奏を目の前で聴いてきました。

 

横浜のイギリス館でも、何度かバロック音楽のコンサートで、ヴィオラ・ダ・ガンバの通奏低音部分で、弾かれていました。

大学時代にも、大学内のチャペルでコンサートが開かれ、有田正広氏のフラウト・トラヴェルソ、チェンバロ有田千代子氏、そして、平尾雅子氏が、ヴィオラ・ダ・ガンバで、フランス・バロックの雅な音楽を聴いたことがあります。

 

前の方で、お聴きすることが多いので、もう1メートル以内という近距離で、聴かせていただきました。

さとちゃんも、まだ10代か20代のころから、活躍されていました。

 

まるで、できたてのゆで卵をむいたような真っ白なきれいなお顔を演奏とともに覚えております。

 

スイスのヴァーゼル・スコラ・カントルムで学ばれました。

 

あの美しい平尾氏は、どうされているのか、ググってみました、

 

結婚され、お孫さんまでおられるということで、家庭的にも幸せのようです。

 

演奏は、通奏低音に徹して、非常に闊達な印象を受けました。

 

たまたまでしょうが、横浜でのバロック音楽の室内楽では、何度も、演奏されていたのを思い出しました。

 

これだけ多くの平尾氏のコンサートに行きながら、どんな性格の方なのか、また、声も一言も聞いたことがありません。

 

さとちゃんのことは、平尾氏は覚えていないでしょうが、聴衆の一人として、平尾氏を覚えています。

 

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2016年4月14日 (木)

NHK FM 2016 4月14日ベストオブクラシック放送 イェスティン・デーヴィス カウンターテナーリサイタルと ~その演奏~

今聴きながら、書いています。デーヴィス氏の声質、素晴らしい。甘い色気のある歌声で、声量も申し分ない。イギリスのカウンター・テナーとのことです。

イギリスでは、カウンター・テナーが多いのは、このデーヴィス氏同様聖歌隊出身の男性の声楽家が、頭頂唱法によって、ファルセットの声を訓練して出すようにする声楽家が多いためでもあります。

また、この伴奏でのリュートのトーマス・ダンフォード氏は、写真によると、ルネサンス・リュートとテオルボ(バロック・リュート)との間に位置するであろう、という低音も共鳴するような楽器です。

もちろん、ジョン・ダウランドは、イギリス、エリザベス朝ルネサンスの作曲家ですので、伴奏と言っても、通奏低音ではありません。

でも、非常に音量が出ていて、カウンターテナーの声量にも負けず、立派な演奏です。

しかもこのホールの響きが、素晴らしくよく、残響もあり、この両者の演奏が、素晴らしい音色となっています。

カウンターテナーというと、みな思い出すのは、昔の同じイギリスの名手、アルフレッド・デラーでありますが、そのデラーを思わせる感情、声量の確かさは、ひじょうに素晴らしいと思います。

この演奏会では、ダウランドの作品が多く演奏されました。皆さん、ご存知の通り、ダウランドは、放送でも言っていたように、自称「いつも、悲しむダウランド」であります。

そのダウランドで、一番有名な作品が、”Flow my tears”「あふれよ、涙」との訳ですが、「流れよ、わが、涙」です。

この演奏会は、この「あふれよ、涙」こそが、一番の聴きものです。

芸術的なダウランドの作品を中心として、ダウランドとは違う、楽しい、トマス・モーリーの作品はありませんでしたが、このホールの聴衆が感じたと同じく、素晴らしいリサイタルでした。その拍手が、暖かく、ホールの響きも相まって素晴らしい、ひと時を得ることができました。

美しい、声質を持つ、カウンターテナーのデーヴィス氏のコンサート、なかなかの名演です。

アンコールは、ヘンデル作品サウルからのアリアでした。こちらは、バロック音楽ですので、通奏低音としてのリュート演奏です。

素晴らしいカウンターテナーの演奏会です。

また、いつものように、NHK ホーム・ページに、完全に準拠する演奏作品も載せておきます。

イェスティン・デーヴィス
カウンターテナーリサイタル -
松波順子

「あなたは見たか、晴れやかに咲くゆりを」 ジョンソン作曲
232秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「あんな女どもには用はない」 キャンピオン作曲
218秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「安らぎをもたらす眠りよ」 ジョンソン作曲
323秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「前奏曲」 ダウランド作曲
126秒)
(リュート)トーマス・ダンフォード
「ファンシー」 ダウランド作曲
228秒)
(リュート)トーマス・ダンフォード
「夢」 ダウランド作曲
516秒)
(リュート)トーマス・ダンフォード
「見よ、この奇跡を」 ダウランド作曲
313秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「流れよ、水晶のような涙よ」 ダウランド作曲
229秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「デンマーク王のガイヤルド」 ダウランド作曲
235秒)
(リュート)トーマス・ダンフォード
「彼女は許してくれるだろうか」 ダウランド作曲
222秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「暗闇に住ませておくれ」 ダウランド作曲
355秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「帰っておいで」 ダウランド作曲
417秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「あふれよ、涙」 ダウランド作曲
419秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「ダウランドはつねに悲しむ」 ダウランド作曲
628秒)
(リュート)トーマス・ダンフォード
「悲しげな音の響き」 ダニエル作曲
720秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「雨風にもまれた船ほど」 キャンピオン作曲
135秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「ラクリメ(涙)」 ダウランド作曲
533秒)
(リュート)トーマス・ダンフォード
「悲しみよ、とどまれ」 ダウランド作曲
308秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「今こそ別れの時
(リュート・ソロ かえるのガイヤルドとともに)」
ダウランド作曲
518秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「ティアーズ・イン・ヘヴン」
E.
クラプトン&W.ジェニングス作曲
211秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード
「オラトリオ“サウル”から
おお主よ、あなたの慈しみは限りなく」
ヘンデル作曲
320秒)
(カウンターテナー)イェスティン・デーヴィス
(リュート)トーマス・ダンフォード

~東京・武蔵野市民文化会館で収録~
201624日)

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2015年8月11日 (火)

フルート・ア・ベックとは

もう、ググれがわかったと思います。
フルート・ア・ベックとは、フランス語で、縦笛の英語名リコーダー、ドイツ語名、ブロック・フレーテ(ブロックごとに取り外しがきくから)、ア・ベックとは、鳥のくちばしのような格好をしているから、日本語名縦笛のことです。
もともと、フルートと言えば、バロック期には、普通リコーダー、縦笛のことを意味します。
現代フルートは、金属で出来ていますが、もともとは、木や象牙でできていたので、もともと、木管楽器との扱いを受けています。
それで、誤解を避けるため、横笛のフルートは、古楽器では、イタリア語名、フラウト・トラヴェルソ、横吹きのフルートと表記します。

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2015年7月 2日 (木)

ヴェネツィアのヴィヴァルディ時代のピッチ~バロック期のピッチの問題~

バロック期のピッチについては、わかりやすく、平易に書いた文章があるのですが、前にある雑誌に掲載したもので、最初は、コピーアンドペーストしようかと思いましたが、今回は見送ります。

そこで、要点だけ箇条書きします。他のサイトでも書かれているので、もうみなさんは知りえたと思います。

現代オーケストラのピッチA=450くらい

Aとは、ハ長調のドレミファソラシドのCDEFGAHCですから、Aの音は、ラの音。

バロック期は、A=415としての学説が昔は主流。現代楽器より半音低い。そのため、バロック・ヴァイオリニストのキアラ・バンキーニの率いる、アンサンブル415というピッチからの、名前付けがあった。

フランスでは、現代楽器より全音低い、ヴェルサイユ・ピッチが使われていたという説がありそれが主流。

1997年に録音された、ドイツ・ハルモニア・ムンディのレーベルでのラルテ・デラルコによるヴィヴァルディの作品番号1のトリオ・ソナタ集では、A=442という説に基づいている。

バロック・ヴァイオリニストのジュリアーノ・カルミニョーラのコンサートに行った際、一緒に来ていた、バロック・オーボエを趣味で奏する方が、大体、A=440 位だといわれていたこと。

箇条書きですが、簡単に並べてみました。

一応、すべて今の学説ですが、一昔前には、A=415という説が主流でしたが、これも、当時の学説に基づいたもので、その場所ごとに違うのが、普通ではないか。と考えます。

だから、ヴィヴァルディの録音が、A=415で、演奏されていても、どこかの、例えばドイツの小宮廷では、そうしたピッチで弾かれていたとしても、不思議ではありません。

すべては、その時々の学説に基づくもので、今現在はそうした学説でも、何年もたてば、学説自体も否定されることもあります。

以上簡潔にまとめました。参考のために書きました。

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2014年8月21日 (木)

フランス・ブリュッヘン氏死去と様々なリコーダー奏者

ブリュッヘン氏が、死去されました。彼は、ブロック・フレーテ(リコーダー)の鬼才、フラウト・トラヴェルソ(古楽器のフルート)18世紀オーケストラの指揮者として知られています。
氏については、さとちゃんの拙文をお読みください。

今後の18世紀オーケストラについて、生前のインタヴューで、指揮者が、いなくなったら、そのオーケストラも解散するとの意を言っていましたが、どうなるかは分かりません。ブリュッヘン氏を慕う世界各国から集まった奏者たちが、年に一度集まり、演奏旅行をし、フィリップス・レーベルで、録音されてきました。
バロック・オーケストラとしては、奇跡的な、テクニックと表現力を持ち、かつて聴いたベートーヴェンの交響曲第三番「英雄」では、未だ、アマチュア的な演奏のバロック・オーケストラが多い中、ずば抜けた、バロック・オーケストラでした。
まさに、あの時代には、バロック・オーケストラの奇跡と言ってよいでしょう。

氏の門下生は、多く、バロック音楽のリコーダー奏者で、まずフランス・ブリュッヘンの影響下にあるか、師事しない人は、いないともいえます。
日本のリコーダー奏者で、花岡和生氏がいますが、彼は非常に演奏に説得力がある、日本の奏者ですが、ブリュッヘンの影響をある程度受けていることは聴いていて分かります。
強烈な鬼才だった、ブリュッヘン氏に、影響を受けなかった人、リコーダー奏者はまずいなかったでしょう。なかには、ブリュッヘンの真似をした奏法やスタイルのリコーダー奏者は数多くいます。

彼は、オランダ出身ですが、活躍の舞台は、世界各国に広がっていました。
かつて、フランス・バロック音楽を演奏するには、フランスの詩人、ラ・シーヌを読みなさいと言ったそうですが、これは、歌うよりはしゃべるように演奏しなさいというだけではなく、フランス語で、ラ・シーヌを理解しそのアーティキュレーションをそのように演奏すれば、フランス・バロック音楽を生き生きと演奏できるとの意だったのです。
ラ・シーヌを読めとは、そのフランス語を理解し、意味も重要ですが、それよりも、フランス語の響き、発音する詩の流れを音楽に生かしなさいとの教えだったと考えます。
ブリュッヘンがあまりにも有名なので、またその演奏の鬼才ぶりが、日本人にその後受け入れられ、ブリュッヘンに短期間でも、師事した経験のある人は、あまたいるでしょう。
ただ、そこで満足してしまうと、カリスマとして一生影響下にあるわけで、演奏を聴けば、ブリュッヘン氏のモノマネだとわかってしまいます。

彼のような大きな個性を持ったリコーダー奏者だけではなく、彼の時代には、コンラート・シュタインマンやちょっと古いですが、ハンス・マルティン・リンデ等彼の時代には、こうした、穏健なリコーダー奏者もいて、その流派を形作っています。

ミカラ・ペトリについても、一応触れておきましょう。
前述のオリジナル主義による演奏家とは違い、母親が、チェンバロを弾き、一家で日本でコンサートをした記憶があります。
彼女は、非常に上手いテクニックを持った、リコーダー奏者で、かつて、ネヴィル・マリナー指揮のアカデミー室内管弦楽団の録音のバッハのブランデンブルク協奏曲で、ソロ・ヴァイオリン、ヘンリク・シェリング、フルートが、ジャン・ピエール・ランパル。オーボエが、ハインツ・ホリガーといった名手揃いの録音にもリコーダーとして、参加しています。
また、ヴィヴァルディの協奏曲の録音もありこれも立派な演奏です。
ブリュッヘンのような、オリジナル主義とは、無縁ですので、安心して聴いていることができます。
初めて、リコーダー作品を聴いてみたいと思ったら、ミカラ・ペトリは、お薦めです。

なにはともあれ、ブリュッヘン氏の死去とは、すでにグスタフ・レオンハルト氏が亡くなり、一つの時代が終わったことを象徴しているようにも思えます。

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2014年7月25日 (金)

2014年7月25日放送 NHKFM ベストオブクラシック -バロックを聴く-(5)午後7:30〜午後9:10 (100分) ~ポール・ドンブレクト(オーボエ・指揮) イル・フォンダメント~

非常に素晴らしいバロック・オーケストラの演奏会でした。ポール・ドンブレクトとの表記ですが、オーボエ奏者の名前を聞き、思い出しました。1970年代録音のグスタフ・レオンハルト指揮による、SEONレーベルでの記念碑的な昔の録音のJ.S.バッハのブランデンブルク協奏曲でのオーボエ奏者です。

この録音の解説では、Paul Domburecht とのアルファべット表記で、パウル・ドンブレヒトとの表記でした。

 

彼は1948年にベルギーのオーボエ奏者。ブリュッセル音楽院出身。そのブランデンブルク協奏曲録音時点で同音楽院で教鞭をとっていたようです。

バロック・オーボエだけではなく、近代の作品の演奏も多いそうだとのことが書かれていました。

情報が、誤りではないと思いますが、多分そう思われます。

 

C.P.E.バッハによる、Wq.13のフルート協奏曲では、バルトルド・クイケンが、フラウト・トラヴェルソを吹いておりその演奏は折り紙つきのものです。

非常に素晴らしい技巧は、変らず、テクニックだけでも、魅了されてしまいます。

ただ、バルトルドが、かつて、初来日した、多分1980年代でしょうか?クイケン・カルテットで、クイケン3兄弟とチェンバロのロベール・コーネンでの4人の来日の際、NHKの放送で、バルトルドが言っていたことは、「バロック音楽をその当時の楽器を使うこと。でも、博物館的な演奏はダメ。現代に生きるバロック音楽を演奏したいとの意をはなしていたことをおもいだします。ルクレールの「音楽の気晴らし」第二番を含む、その彼らの演奏は、現代的な、いわば抽象的な音楽を形作っています。

 

彼らの三兄弟のクイケン・カルテットでの演奏は、楽しさやくだけた音楽ではなく、非常に集中力に富み、学究的な要素もありながら、楽しいバロック音楽ではなく、まるで、現代音楽の抽象的な演奏のように、バロック音楽作品を忠実に演奏するものです。

非常に真摯に取り組んでいることは分かります。それこそが、彼らの若いときからの美学なのでしょう。

大変に見事に優れたJ.S.Bach(大バッハ)の息子C.P.E.Bach(カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ)のフルート協奏曲の演奏でした。

 

クイケン三兄弟のことやその思い入れは、今までに書いたかもしれませんが、彼らに触発され、若いときにバロック音楽をオリジナル楽器で演奏することを当然と主張する彼らの演奏に強く刺激を受けたことは、事実です。

 

この、NHK表記ポール・ドンブレクト。英語表記なのでしょうか。パウル・ドンブレヒト。とのSEONレーベルでの表記は、ドイツ語読みか、ベルギーのフラマン語表記なのでしょうか。分かりませんが、彼の指揮する、イル・フォンダメントは非常にアンサンブルのよい優れたバロックオーケストラでした。

このあとの、テレマンの管弦楽組曲での演奏も、構築感がありながら、全く乱れのないアンサンブル,表現力を体現しておりました。

 

バロック音楽については、あれも書きたいこれも書きたいと思ってしまうのですが、今までの重複箇所もあるかも知れませんし、管弦楽組曲の序曲は、フランス風序曲である付点音符つきの荘重な部分と早い対位法部分からなることや、イタリア人のフランス・バロック作曲家リュリによる発想であることも、解説されていたと思います。また、イタリア風序曲との違いや書いていると、昔のことを思い出し、なんともいえない気分となります。

 

バロック音楽のために、人生を踏み誤ったようなものかもしれません。

 

つまらないことはともかく、このドンブレクト指揮のCD録音からの最期の放送の演奏も見事で、全く演奏会の続きを聴いているような優れた演奏で、決してこの団体が、録音美人であるようなことはないでしょう。

 

今現在も、バロック音楽やオリジナル楽器を使った演奏の録音のCD等の録音販売は多いのですが、語学に不安もあることもあり、よっぽど、知っている作曲家ならまだしも、新しい作曲家の発掘による録音など聴いてみたいとは思うのですが、ライナー・ノーツや声楽やオペラの日本語訳が、付いておらずどう聴いてよいものかとも思います。

多くのCDの販売が、古楽情報誌「アントレ」やHMVでもなされています。解説や訳が欲しいところです。

 

様々な音楽に触れながら、今日の演奏会は、楽しめた素晴らしい快い演奏会でありました。

 

赤塚健太郎

- バロックを聴く -(5)

 

「管弦楽組曲 ニ長調 TWV55:D21」 テレマン作曲

(1525)

(オーボエ、指揮)ポール・ドンブレクト

(管弦楽)イル・フォンダメント

 

「フルート協奏曲 ニ長調 Wq.13

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ作曲

(2020)

(フラウト・トラヴェルソ)バルトルド・クイケン

(指揮)ポール・ドンブレクト

(管弦楽)イル・フォンダメント

 

「シンフォニア ト長調 Wq.180

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ作曲

(1042)

(指揮)ポール・ドンブレクト

(管弦楽)イル・フォンダメント

 

「管弦楽組曲 ヘ長調 TWV55:F3」 テレマン作曲

(2013)

(オーボエ、指揮)ポール・ドンブレクト

(管弦楽)イル・フォンダメント

~ベルギー・アントワープ

アウグスティヌス・ムジークツェントラムで収録~

(201438)

(ベルギー放送協会提供)

 

3本のオーボエ、ファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための

管弦楽組曲 ト長調 FWV K:G15から

(序曲、アリア、ブーレ、メヌエット)」ファッシュ作曲

(1601)

(オーボエ、指揮)ポール・ドンブレクト

(管弦楽)イル・フォンダメント

Fuga Libera MFUG717

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2014年4月28日 (月)

「オリジナル楽器で聴くバッハ」シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンド来日

昨日か、古楽情報誌、アントレが、郵送され、シギスヴァルト・クイケンは、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという古楽器で、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲、を白寿ホールで72日と73日の二日間で、全曲演奏する予定です。

また、ラ・プティット・バンドとしても、来日し、バッハの管弦楽組曲とブランデンブルク協奏曲を演奏するそうです。

528日のよみうり大手町ホールで翌日529日に演奏します。61日の京都でのチケットは完売だそうです。

大好評につき、大阪公演にて追加公演が行われます。全国各地でのラ・プィット・バンド縦断コンサート・ツアーです。

フラウト・トラヴェルソは、バルトルド・クイケンと思われるので、ブランデンブルグ協奏曲の第五番では、シギスヴァルトとバルトルドとチェンバリストの競演が、聴けるでしょう。

また、管弦楽組曲での第二番でも、バルトルドのフラウト・トラヴェルソの演奏が聴けることと思います。

ラ・プティット・バンドは前回の来日よりも、多い演奏者で来日の予定です。

さとちゃんは、一般のファンなので、詳しいことは、カメラータ・トウキョウ 03-5790-5560に直接問い合わせするほうがよいでしょう。

http://www.camerata.co.jp.

ラ・プティット・バンドも、他のバロック・オーケストラと同じく、演奏者は、その時々の演奏や録音によって、変りますが、クイケンのお眼鏡にかかった、演奏者でしょうから、名手でありましょう。

まずは、古楽ファンの皆さんへ、まずは、ご報告。

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2013年8月28日 (水)

ベストオブクラシック・セレクション エンリコ・オノフリとチパンゴ・コンソート演奏会 8月28日 (水) 午後7:30〜午後9:10 (100分)放送と夏休みの宿題について

敢えて、この演奏会についての評は,書きません。

ある方にこのブログが、生徒か児童の夏休みの宿題に使われていると揶揄された方がありました。

 

夏休みの宿題は、自分が苦労して、考えたものを研究することです。

 

聞いた話をもとにして、ご自分で考えたり、調べたりすることが大切なことです。

 

 

コピー・アンド・ペーストで、済ませてしまったら、何も心に残るものではありません。

 

一応、NHKに準拠する、演奏目録は書いておきますが、このコンサートをちゃんと聴いてそして自分自身の意見や研究にするなら、それは、よいことでしょう。

一応、自分の手でも、書いてみること思考することは大切です。

 

自分で、NHKをグぐって、演奏目録をまず調べることが大切なことです。

敢えて、このように厳しいことをかきますが、こうした、よい演奏会に触れる機会はなかなか、ないものです。

 

 

 

 

 

 

 

すべて、NHKのホーム・ページ、らじる★らじる に完全に準拠、誤表記があれば、NHKにお願いします。

田中奈緒子

E・オノフリとチパンゴ・コンソート演奏会

 

「バイオリン・ソナタ ニ長調 作品5 1から 第1楽章」

コレルリ作曲

(252)

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

「合奏協奏曲 第1番 ニ長調から 第2楽章

(コレルリの作品5 1のソナタによる)

ジェミニアーニ作曲

(201)

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

「バイオリン・ソナタ ニ長調 作品5 1から 第3楽章」

コレルリ作曲

(059)

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

「バイオリン・ソナタ ニ長調 作品5 1から 第4楽章」

コレルリ作曲

(218)

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

「合奏協奏曲 第1番 ニ長調から 第5楽章

(コレルリの作品5 1のソナタによる)

ジェミニアーニ作曲

(121)

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

「オルガン協奏曲 ト短調 作品4 3」 ヘンデル作曲

(1002)

(オルガン)桒形亜樹子

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

「バイオリン協奏曲 ト短調 作品8 8」ヴィヴァルディ作曲

(932)

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

「協奏曲 第5番 ニ短調」 チャールズ・アヴィソン作曲

(1032)

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

4つのバイオリンとチェロのための協奏曲 ロ短調 作品3

10」ヴィヴァルディ作曲

(816)

(バイオリン)エンリコ・オノフリ

(バイオリン)杉田せつ子

(バイオリン)長岡聡季

(バイオリン)小野萬里

(演奏)チパンゴ・コンソート

(指揮)エンリコ・オノフリ

 

2つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043

バッハ作曲

(1355)

(バイオリン)エンリコ・オノフリ

(バイオリン)杉田せつ子

(演奏)チパンゴ・コンソート

(指揮)エンリコ・オノフリ

 

「合奏協奏曲 ニ長調 作品6 4」 コレルリ作曲

(940)

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

「協奏曲 田園風 RV151から 第3楽章」

ヴィヴァルディ作曲

(114)

(演奏)チパンゴ・コンソート

(バイオリン、指揮)エンリコ・オノフリ

 

2つのバイオリンとチェロのための協奏曲 RV565から

3楽章」ヴィヴァルディ作曲

(149)

(バイオリン)エンリコ・オノフリ

(バイオリン)杉田せつ子

(チェロ)懸田貴嗣

(演奏)チパンゴ・コンソート

(指揮)エンリコ・オノフリ

~東京・上野学園 石橋メモリアルホールで収録~

2013/3/20

 

(2013/5/29放送)

 

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2013年7月26日 (金)

ベストオブクラシック バロックを聴く 5 NHKFM2013年7月26日放送 イル・ポモ・ドーロ公演とそのもうひとつのこと

聴いてみた方は、すぐに気付かれたでしょう。
昨日やおとといの団体とは、ピッチが、明らかに高いことがお分かりでしょう。
既に、ヴィヴァルディの時代の活躍地のヴェネツィアでは、今のピッチに近いほど、華やかな演奏があったとの学説は、もう覆せないでしょう。
バロック・ヴァイオリンでのヴィヴァルディの名手、ジュリアーノ・カルミニョーラも現在のピッチに近いです。

バロック・ヴァイオリンのキアラ・バンキーニの主宰する、アンサンブル415と言う団体がありますが、一昔前のバロック・オーケストラのピッチ(音の高さ)は、Aが、415という現在のピッチより半音低いものとされていて、すべてがそれに従ったのが以前の状況でした。

でもヴェルサイユ学派のヴェルサイユ宮殿でのピッチは、現在では、全音低いと言われています。

このように、バロック期というものは、地域や宮殿などによって、ピッチが違っていて、すべてが、現在より、半音低いとみるのは、学説によっても、なんともいえないというところが、定説になってきました。

また逆に華やかさを得るように、観光地であった、ヴェネツィアでは、ピッチが高かったと思われます。

それぞれの主張があるのですから、バッハの勤めていた、ケーテンの小宮廷では、半音低かったかもしれないし、各地のドイツやイタリアのローマとヴェネツィアその他の都市では、また違っていたかもしれません。

様々な主張があるのですから、半音低いことで、すべてを決めることなく、過去の録音での半音低いピッチでも、価値がないわけではないともいえます。

今日の演奏会も新しい、ピッチの高い演奏で、ヴィヴァルディを弾き、なかなかの好演でした。

演目

「バイオリン協奏曲 ハ長調 作品9 第1 RV181a」
ヴィヴァルディ作曲
(8分40秒)
(演奏)イル・ポモ・ドーロ
(バイオリン・指揮)リッカルド・ミナージ

「シンフォニア ヘ長調 作品1 第5」 ブレシアネルロ作曲
(7分45秒)
(演奏)イル・ポモ・ドーロ
(バイオリン・指揮)リッカルド・ミナージ

「チェロ協奏曲 ニ短調」 プラッティ作曲
(12分54秒)
(チェロ)クリストフ・ダンゲル
(演奏)イル・ポモ・ドーロ
(バイオリン・指揮)リッカルド・ミナージ

「バイオリン協奏曲 ト短調 RV331」 ヴィヴァルディ作曲
(12分22秒)
(演奏)イル・ポモ・ドーロ
(バイオリン・指揮)リッカルド・ミナージ

「4声の協奏曲 ト長調」 ガルッピ作曲
(5分36秒)
(演奏)イル・ポモ・ドーロ
(バイオリン・指揮)リッカルド・ミナージ

「バイオリン協奏曲 ホ短調 作品11 第2 RV277」
ヴィヴァルディ作曲
(12分13秒)
(演奏)イル・ポモ・ドーロ
(バイオリン・指揮)リッカルド・ミナージ

「バイオリン協奏曲 ニ長調 作品7 第12
RV214から 第1楽章」
ヴィヴァルディ作曲
(2分14秒)
(演奏)イル・ポモ・ドーロ
(バイオリン・指揮)リッカルド・ミナージ
~スイス・ジュネーブ サンジェルマン教会で収録~
<2012/7/9>
(スイス放送協会提供)

「バイオリン協奏曲 ニ長調 RV212а」
ヴィヴァルディ作曲
(14分36秒)
(演奏)イル・ポモ・ドーロ
(バイオリン・指揮)ドミートリ・シンコフスキー
<naive OP 30538>

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