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2018年2月14日 (水)

ベームとカルロス・クライバーという指揮者~その聴衆の熱狂~

さとちゃんの中学生くらいの頃、1977年の指揮者カール・ベームとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との来日がありました。

 

さとちゃんは、その当時上手くはありませんでしたが、サッカー部にいました。

それで、その模様はNHKFM放送で実況生中継されました。

部活が終わると、その放送をカセット・テープに録音するために、走って家に帰ったものでした。

 

その時の、演目はベートーヴェンの第五交響曲「運命」と第六交響曲「田園」で、鳴りやまない拍手の中で、アンコール曲は、ベートーヴェンのレオノーレ序曲第三番でした。

 

それより前の1975年のベームとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との来日は、後で、ブラームスの交響曲第一番の演奏だけは全曲をNHKで放送されたものをビデオに撮り聴きました。

75年の来日でのこの演奏は、ベームの弛緩は見られず、物凄いドイツ的演奏でした。

 

ベームは、ライヴでは録音とは違い、素晴らしい演奏があるときがありました。

77年の来日の際も、弛緩などなくベートーヴェンの演目が、非常にドイツ的な演奏に満ちあふれていました。

またイタリア・歌劇団公演やウィーン・フォルクスオパーの公演に熱狂的な日本の聴衆の皆さんが、その演奏に魅了されました。

1970年代ベームとカラヤンが、二大巨匠でした。ベームとカラヤンの来日は、日本の聴衆に熱狂的に受け入れられました。

 

ベームの公演の終了後、多くの聴衆が、舞台に寄りベームに感動した聴衆は、熱狂的に拍手をしていました。これほどの日本の聴衆を熱狂させた指揮者は、1970年代には他にありませんでした。

 

その後の指揮者のカルロス・クライバーの人気ぶりと同じです。

 

こうした伝説の1970年代というものは、LPや録音媒体は、カセット・テープでしたが、今よりもクラシック音楽の愛好家は多かったものです。

 

クライバーの人気は日本以外の世界の聴衆にもスタンディングオベーションとブラボーの嵐を巻き起こしました。

日本での1986年の昭和人見記念講堂でのベートーヴェンの交響曲第四番と第七番アンコールでは、J.シュトラウスの「こうもり序曲」と早いポルカ「雷鳴と電光」でした。最後の終止でブラボーの嵐でした。ベームの時と同じように多くの聴衆が、舞台までクライバーに感動して押し寄せました。多くの女性のファンが、クライバーに舞台に駆け寄り、花束を渡していました。

 

これほどのカリスマ指揮者は過去に例がなく、ベームの解釈とは違いますが、もうこれほどのブラボーを取れる指揮者は出ないのではないかとも思います。クライバーについては過去の拙文をお読みいただけると幸いです。

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