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2017年6月 4日 (日)

NHKFM 名演奏ライブラリー 没後20年 名指揮者ゲオルク・ショルティ(1)~その演奏~

ゲオルク・ショルティという指揮者を、若い方は、知らないかもしれません。

もう没後20年となるのですね。

シカゴ交響楽団を指揮し、日本にもたびたび来日していた指揮者です。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とも来日し、ベートーヴェンの交響曲第7番を演奏したこともありました。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が、ショルティを恐れていたことが如実にわかる演奏会でした。

思い通りにいかない、ウィーン・フィルにショルティはそっけなく、その当時のコンサートマスター、キュッヒルの顔は非常に緊張していたことを思い出します。

トスカニーニに絶賛された、ショルティの音楽は、聴いてみると、非常に透明、明晰で、20世紀に見られた過度な感情移入や表情付けとは、無縁です。

非常に音程もよく、透明度も高く、若い聴衆の方には、ショルティの音楽に共感を覚える方もいるかもしれません。

戦後話題になった、ショルティとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との録音による、ワーグナーのニーベルンクの指輪全曲の演奏も、かつてのフルトヴェングラーのような、ドイツ的な解釈ではなく、非常に明るい明晰な解釈で、恣意的なものはあまりなく、ショルティの録音は、話題となりました。

かなり前に、映像媒体で、ショルティのこの録音のリハーサル風景も発売されました。

ショルティは、ピアノが巧く、メロス弦楽四重奏団員とモーツァルトのピアノ4重奏曲の第一番と第二番をCD録音していたことがあり、その演奏のテクニックには、驚かされたものです。

この日曜日の朝9時からの二時間のショルティ特集は、来週も放送するようなので、過度な感情移入に疑問を覚える方たちには、こうした、20世紀の指揮者の音楽を聴くとよいかもしれません。


NHKのホーム・ページに完全に準拠する放送内容をそえておきます。2017年6月4日放送 NHK FM

  • 「歌劇“魔笛”K.620から アリア“恋人か女房があればいいが”」
    モーツァルト:作曲
    パパゲーノ…(バリトン)ウィリー・ドームグラーフ・ファスベンダー、(指揮)アルトゥーロ・トスカニーニ、(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(グロッケンシュピール)ゲオルク・ショルティ
    359秒)
    <デッカ 478 4884

    「バイオリン・ソナタ第9番 イ長調 作品47“クロイツェル”から 第1楽章」
    ベートーベン:作曲
    (バイオリン)ゲオルク・クーレンカンプ、(ピアノ)ゲオルク・ショルティ
    1035秒)
    <デッカ 473 127-2

    「歌曲集“白鳥の歌”D957から 第7曲“別れ”」
    シューベルト:作曲
    (テノール)マックス・リヒテック、(ピアノ)ゲオルク・ショルティ
    315秒)
    <デッカ 478 4884

    「“エグモント”序曲」
    ベートーベン:作曲
    (指揮)ゲオルク・ショルティ、(管弦楽)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
    816秒)
    <デッカ 475 8525

    「組曲“ハーリ・ヤーノシュ”から 第2曲“ウィーンの音楽時計”、第6曲“皇帝と廷臣たちの入場”」
    コダーイ:作曲
    (指揮)ゲオルク・ショルティ、(管弦楽)バイエルン国立管弦楽団
    521秒)
    <デッカ 473 127-2

    「楽劇“ラインの黄金”から“ワルハラ城への神々の入場”」
    ワーグナー:作曲
    (指揮)ゲオルク・ショルティ、(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウォータン…(バス)ジョージ・ロンドン、フリッカ…(ソプラノ)キルステン・フラグスタート、ローゲ…(テノール)セット・スヴァンホルム、ドンナー…(バリトン)エーベルハルト・ウェヒター、ウォークリンデ…(ソプラノ)オーダ・バルスボリ、ウェルグンデ…(メゾソプラノ)ヘティ・プリュマッハー、フロースヒルデ…(アルト)イーラ・マラニウク
    1013秒)
    <デッカ 448 933-2

    「交響曲第8番 変ホ長調“一千人の交響曲”から 第1部 賛歌“来たれ、創造主である聖霊よ”」
    マーラー:作曲
    (指揮)ゲオルク・ショルティ、(管弦楽)シカゴ交響楽団、(合唱)ウィーン国立歌劇場合唱団、(合唱)ウィーン楽友協会合唱団、(合唱)ウィーン少年合唱団、(ソプラノ)ヘザー・ハーパー、(ソプラノ)ルチア・ポップ、(アルト)イヴォンヌ・ミントン、(アルト)ヘレン・ワッツ、(テノール)ルネ・コロ、(バリトン)ジョン・シャーリー・カーク、(バス)マルッティ・タルヴェラ
    2310秒)
    <デッカ UCCD-6042

    「がんばれ、シカゴ・ベアーズ」
    ジェリー・ダウンズ:作曲
    ブードロー:編曲
    (指揮)ゲオルク・ショルティ、(管弦楽)シカゴ交響楽団、(合唱)シカゴ交響楽団合唱団
    126秒)
    Eloquence 480 6875

    「カンタータ・プロファーナ」
    バルトーク:作曲
    (指揮)ゲオルク・ショルティ、(管弦楽)ブダペスト音楽祭管弦楽団、(合唱)ハンガリー放送合唱団、(テノール)タマーシュ・ダローツィ、(バリトン)アレクサンドル・アガーケ
    1742秒)
    <デッカ 478 3706

    「交響曲第5番 嬰ハ短調から 第5楽章」
    マーラー:作曲
    (指揮)ゲオルク・ショルティ、(管弦楽)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
    1438秒)
    <デッカ 475 8525

 

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