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2017年2月 1日 (水)

ベストオブクラシック・セレクション  アンティ・シーララ ピアノリサイタル~その演奏について~ NHK FM2017年2月1日放送分

最初のシューマンの作品、ダヴィッド同盟舞曲集を聴いているうちに、ついその演奏に引き込まれてしまい、久々にNHK FMを聴いてみようと思います。

今聴きながら、書いています。

このピアニストについての経歴等は、解説以外のことは、知りませんが、初めて聴くピアニストでありました。

この長大なダヴィッド同盟舞曲集をどんな風に弾いてくれるのかということの興味から聴き始めましたが、なかなかにこのピアニストは、シューマンのこの作品から、非常に面白い、ユニークな演奏を引き出しており、そして洒脱な、演奏に耳を奪われました。

透徹な美しい高音の響きを響かせながら、細かなニュアンスを表現しながら、実に洒脱な演奏部分があり、魅了されました。

また、シューマンのドイツのロマン的表現でもある、黒いロマン的な暖かな音も忘れてはいませんし、シューマンのそうした部分での演奏箇所もあります。

ベートーベンでは、透徹した響きを大切にしていたともいえます。

基本的には、アンティ・シーララは、透徹した響きを基本としながらも、見通しの良い演奏を見せると同時にドイツのロマン的表現を持ちながらもそれだけには終始していないとも言えます。

そして、シーララ自身の洒落た表現をも持ち合わせている、非常に魅力的な演奏と言えます。

スクリャービンの作品についても、ロシアの大地を思わせるような演奏ではなく、美しいピアノの響きを大切にしていたと思います。

さとちゃんは、シューマン、ベートーベン、スクリャービンとの演目で、ドイツ的ロマン的な、黒い音色とロマン性を表現しようとした演奏かと考えていたのですが、シーララ独自のニュアンスを含みながら、これらの作品から、シーララ自身の独特の違う表現を見せてくれたことは、非常に興味深い演奏と言えるでしょう。

アンコールには、ショパンのノクターンが弾かれました。

そのあとのブラームスの作品は、CDからの演奏だそうです。

なお、下記にNHKの発表に完全に準拠した演目を記しておきます。

また、ベートーヴェンとの表記はせずに、NHK発表の通りに、ベートーベンと表記しています。

過去の演奏会だったようで、もうすでに放送しているのかもしれませんが、さとちゃんは、初めて聴いて、こうして書いています。


アンティ・シーララ ピアノリサイタル
 田中奈緒子
「ダヴィッド同盟舞曲集 作品6」 シューマン作曲
3605秒)
(ピアノ)アンティ・シーララ

「ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
ベートーベン作曲
1903秒)
(ピアノ)アンティ・シーララ

「ピアノ・ソナタ 第10番 作品70」 スクリャービン作曲
1240秒)
(ピアノ)アンティ・シーララ

「ノクターン 変ホ長調 作品9 2」 ショパン作曲
415秒)
(ピアノ)アンティ・シーララ
~東京・浜離宮朝日ホールで収録~

「ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 作品5から 第2楽章」
ブラームス作曲
1325秒)
(ピアノ)アンティ・シーララ
ONDINE ODE1044-2

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