« 2008年6月1日題名のない音楽会 指揮者大会を聴いて | トップページ | どうして、日本の流行歌は、恋愛歌ばかりなのだろう? »

2008年6月11日 (水)

ヘルマン・プライ

  懐かしいバリトン。何かで読んだが、この人は面白い人で、来日時に日本の関係者が、ちょっと用事があるんだが、と言って部屋に行って、なんだろうと思っていると、煙草を吸うかと聞くので、声楽家だから、煙草を吸って欲しくないと言いたいんだろうと思っていたらこういうのである。
「家内がうるさいんだよ。内緒で一本くれないか。」と言って笑った。
 また、前に、ドイツ国内のディートリッヒ・フィシャー・ディスカウのドイツ・リートの演奏会で、ディスカウが、体調不良で、キャンセルをした。その代役がプライだった。その翌日の新聞の批評では、帝王倒れる。である。それも囃し立てて。
 完璧な、リートのエンサイクロペディアである彼は、確かに良く出来ていて、文句は言えないが面白くない。かえって人間味のある、プライであったことで、楽しめたよ。ということである。
 昔、LP時代にモーツァルトのフィガロの結婚の箱、ベーム指揮ベルリン国立歌劇場の有名な録音では、その表紙は、プライが、フィガロの衣装を着て、今にもフィガロを演じるように,ポーズをとる絵だったような大変印象的なものだった。ちなみに、アルマヴィーヴァ伯爵役は、ディスカウである。
 また、75年の録音のカルロス・クライバーのドイツ・グラムフォンのこうもりでは、アイゼンシュタインであって、アルフレートが、ルネ・コロという、最上のもので、味のあるプライは、アイゼンシュタインが、ぴったりだった。恐妻家だったのだろうか。皮肉なことにロザリンデは、ユリア・ヴァラディで、ディスカウの奥さんである。アデーレは、ルチア・ポップでこれも、かわいいものだったが、50代で早世した。
プライは、93年の日本来日の「美しき水車屋の娘」(美しき水車小屋の乙女)の放送が、NHKであり、その時に見たときに、まだまだ歌えると感心した覚えがある。
久しぶりにビデオを見かえした。
 よく、ディスカウは、上品で、プライは、下品だというひとがあるが、この二人は対照的であるが、でもこの来日公演でも、彼の人柄と歌唱に好感を持った。もう故人である。   

|

« 2008年6月1日題名のない音楽会 指揮者大会を聴いて | トップページ | どうして、日本の流行歌は、恋愛歌ばかりなのだろう? »

クラシック音楽」カテゴリの記事

コメント

maruさん、NHKにリクエストしました。
記憶に間違いなければ、多分1993年の放送だったとおもいます。
1997年については分かりません。
maruさんにご賛同し、リクエストいたしました。

投稿: さとちゃん | 2012年9月16日 (日) 10:07

突然のコメント、失礼いたします。
NHKに100名の賛同があると再放送を検討してもらえる番組リクエストのサイトがございます。私はプライが水車小屋の娘全曲を歌った1997年8月の芸術劇場をリクエストしています。もしできましたら、賛同をお願いできませんでしょうか。
賛同の方法はNHKの「お願い編集長」というページで、「お願い!検索」で「プライ」と入力して検索していただき、リクエストのページに入りますと、Eねボタンがありますのでクリックしていただくようになります。
(あるいはhttp://www.nhk.or.jp/e-tele/onegai/detail/4715.html#main_section)

伴奏者の名前など不明ですが、大変感銘を受けた放送です。よろしければ、お力添えをお願いいたします。

投稿: maru | 2012年9月16日 (日) 00:40

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/587115/54774040

この記事へのトラックバック一覧です: ヘルマン・プライ:

« 2008年6月1日題名のない音楽会 指揮者大会を聴いて | トップページ | どうして、日本の流行歌は、恋愛歌ばかりなのだろう? »