2020年1月17日 (金)

膨大な音楽媒体等~何十年後にも聴き切れないその演奏~

前にある先輩が、LPを5万枚ほど持っていました。これは、老後に聴くんだといっていましたが、早世してしまい、そのLPは、全部聴かれることもなく、家族が賃貸倉庫を借りて、そこに置いてあるそうです。

またある先輩は、ブラームス研究で、その関連する本を出版している方ですが、バロック音楽も好きで、聴いていないCDが、400、500枚ほどあるそうです。

さとちゃんもCDやLP盤やカセット・テープに録音した音楽媒体やDVDや、VHSのビデオ・テープなど、後何十年の死ぬまでにもう一度聴くことができるだろうか、と問われたらきっとできないでしょう。

私は、若い時バッハが好きだったので、死ぬまでにバッハの全作品を聴くんだなどとのたまっていましたが、まったく実現はできません。
もうCDも置くところがありません。買ったとしても聴けるかどうかもわかりません。

さて、今の21世紀には、PCでYouTubeはじめ、多くの一生かけても聴き切れない音楽が、素晴らしい演奏であっても、ありすぎます。
サイトでも、昔はお金を出して、CDを買ったものですが、買わずとも、そこには名盤が山ほど聴けるサイトもあります。

それだけではありません。NHKのFMでも毎日夜7時半から、コンサートを聴くこともできるし、休日には、クラシック音楽の番組はありますし、毎日朝には、古楽の楽しみまであります。

そのうえ、地デジでは、N響以外のコンサートで海外の一流オーケストラも聴けますし、BSでも多くの放送がクラシック音楽で、あります。

こうなると聴き切れない、多くの演奏をどのように聴くのかが問題になってきます。   

いくらなんでもそれをすべて聴いていることなど、不可能なのです。

子供の時は、このLPを買おうかどうしようかと迷ったものですが、そんなことしなくても、CDを買わなくともPCさえあれば、クラシック音楽など名演を、いくらでも聴ける世の中となってしまいました。

PCをアンプにつなげるだけで、高音質の名演もいくらでも聴けます。

お金を払わなければ、聴けない貴重な名盤も今では、簡単に無料で聴けます。

今ではタダで、無料の名盤を一生かけても聴き切れない分量の音楽が、サイトには眠っているのです。

いい世の中なのか、何なのかはわからない時代となってしまいました。

追記
前回放送していた、アンドラーシュ・シフのベートーヴェンピアノ協奏曲2番3番4番については、未聴です。きっと良い演奏だったのかもしれませんが、疲れている自分に鞭打ってまで聴いて、評を書くのもいかがとも思い、聴きませんでした。
何度も言うように、聴いてみたい放送やサイトが無限にあり、便利でもありますが、人は音楽のみによって生きるにあらずでもあります。

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